小学生ジュニアテニス<反省と準備・プレー改造研究ノート>

次回の試合に向け、問題点の抽出、分析『反省』そして解決法立案『準備』の日々を綴ったテニス日記です

実践成果評価その1 誘き出す、打たせて獲る・・・

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草トーナメントにて日頃のカゲ練の成果を確認

初戦の相手は最終的にはこのトーナメントで優勝を収める中学生女性選手

学校が上ならば、実力も格上も上の方

格上選手に当たって砕けるだけでなく相手にもひび位は負ってもらおうと臨んだ試合

日頃カゲ練で確認し続けているプレーの重要ポイント、優先ポイント、戦略的な頭の使い方、気持ちの持ちようを見事に冷静に発揮してくれた

 

カゲ練の成果が出ていた項目

・気負わず、相手のペースやスタイルでゲームを進めさせない

・いま持っている能力を最大限有効に活用する

・相手も人間!、何か弱点や不調が訪れていないかよくよく相手を観察する

・そのうえで場面場面また場面から場面への流れを演出して小さい出来たをいっぱい積み重ねる

 

一発ずつの球のコースや威力は日頃対戦する小学生とは比べ物にならないが、この日の相手選手は初戦ということもありロースタート気味で調子が上がっていなかった

動きに固さがあり、ラリーで揺さぶると面白い展開になりそうだった

息子の戦略は、左右の打ちわけで揺さぶるにはストローク力にあまりに差があり過ぎるが前後や高低差ならつけられると判断し奥へ前へ始終揺さぶりをかけた

 

中でも印象的に残った4ポイントのプレーをビデオに編集

1ポイント目

試合立ち上がりのサーブの場面

(サーブ練習8球の中で相手は身体が温まっていない様子でショットの精度が狂っているようだった また自信の現れでほとんどの球を回り込んで打ってくる)

ここで選んだサーブはセンターからややボディー側に流れるサーブ

要するに身体が温まっていない内にわざと回り込ませて動かせて打たせミスを誘う手段

流石に返球はされてしまったが合わせただけのイージーボール 早めのタイミングで打ち返しそれを執拗にボーディーへ、思惑通り更に回り込み、ラインオーバーミスしてくれた

2ポイント目

試合中盤のサーブの場面

左右ボディーと散らしていたサーブに流石に対応されてきていた 一年前初級のちびっこ選手たちとやっていた時代に使っていた前方に落ちベースラインまで届かないサーブを打った 普段こんなおかしなサーブを打つ事のない上級者、逆にタイミングを崩しミス、エースポイントになった

3ポイント目

相手サーブの場面

波に乗り出した相手の左右への猛攻撃にくらいついて返す

ただでは起きない関西人!ふられながらも深く奥へ弾むクリアボール相手もさがってクリアするが多少短くなったが弾む球、、、守備位置に迷って少しライン後方で位置取り

ここで前への動きがまだかたい状況下だったので前へおびき出して打たせようとあえて短い弾む球、、、読み通りふかしてくれた

4ポイント目

依然前への動きが左右に比べて調子が出てない状態でのレシーブの場面

前方へリターンを短く落とし前に誘い出した

きれいにスライスでクリアーして来てネットにつめられていてここですぐにパッシングに行くには多少タイミングを逸した

そこで一本ネットとの少ない隙間に沈む球を食い込ませ手狭になった相手のボレーは球出しのようなイージーショット 落ち着いてパッシングに

 

その他様々な工夫の積み重ねで格上選手から3ゲームもぎ取った

同格選手たまに格下選手にも40までいってながらものに出来ず0-6や1-6てな試合がざらだったのが最高学年ともなってくるとなかなかへたくそなりになにか成果を残してくれるようになってきた そんな気がしたゲームだった

相手の選手さんにはいろいろ経験させていただき感謝 ありがとうございました

 

 

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